日本最古のため池・狭山池と一体となった「大阪府立狭山池博物館」の特別展。本展では、近年発見された「新大和川・石川流域図」を紹介し、近世の治水対策をあつかう。絵図は、忠臣蔵で知られる赤穂藩浅野家の分家である若狭野浅野家が、堺町奉行を勤めていた時期に製作されたもので、平成18年に兵庫県相生市の民家で発見された。情報量は多く、付け替え後の大和川や石川流域の治水体系の全容を知ることのできる貴重な資料となっている。さらに堺市博物館所蔵の「大和川筋図巻」もあわせて展示し、江戸時代の治水体系を復元する。
【歴史セミナー】
第1回 10/21(土)
「石川流域図に描く近世治水」山田隆一(当館学芸員)
第2回 10/29(日)
「新大和川を描いた二つの絵巻-川筋絵巻を読む-」矢内一磨氏(堺市博物館)
第3回 11/18(土)
「信玄伝承の治水施設の最新調査成果-石積出・将棋頭・信玄堤-」斎藤秀樹氏(南アルプス市教育委員会)
第4回 11/25(土)
「近世治水灌漑施設の成立と東アジア海域の類例」小山田宏一(当館館長)
※各回14:00~15:30(13:30 開場)
2階ホール・入場無料・定員126名・当日先着順
【展示解説】
10/14(土)・10/28(土)・11/4(土)・11/11(土)・12/2(土)
※各日13:00~特別展示室で実施
期間: 2023/10/14(土)~12/3(日)
休館:月曜
時間: 10:00~17:00(入館は~16:30)
会場: 大阪府立狭山池博物館 1階特別展示室(大阪狭山市池尻中2/南海高野線大阪狭山市駅から徒歩約10分)
料金: 無料
072-367-8891
URL: https://sayamaikehaku.osakasayama.osaka.jp/