島成園 《桜花美人》 大正12年(1923)頃 木原文庫【通期展示】
商都に咲いた浪華の女性日本画家たち、その活躍を一堂に紹介!
約百年前の大阪では、島成園(しま・せいえん)、木谷千種(きたに・ちぐさ)や生田花朝(いくた・かちょう)など、多くの女性日本画家が活躍。また、美人画や歴史風俗画に加えて、江戸時代から大阪に興隆した南画(文人画)の分野においても、河邊青蘭(かわべ・せいらん)や融紅鸞(とおる・こうらん)などが実力を発揮した。
成功を収めた女性画家は、自らの画業を追求するにとどまらず、後進の女性を育成するため画塾を開き、大阪の女性画家の裾野はさらに広がった。男性が大多数を占める当時の美術界において、大阪における女性日本画家の活躍は近代大阪の文化における大きな特色のひとつといえる。
本展では、「島成園と浪華の女性画家」展(2006年)の開催を端緒とする調査研究に、近年の新たな成果を加えて、全国的にも注目を集めた50名を超える近代大阪の女性日本画家の活動を約150点の作品と関連資料で紹介。お稽古事や趣味にとどまらず、画家として社会的な成功を夢見た女性たちを育んだ、大阪という都市の文化的な土壌についても考える機会とする。
《2組4名様招待券プレゼント》
エントリーフォームはこちら 応募締切は12/15(金)正午まで
《関連イベント》
■講演会「描かれたキモノ ―女性画家たちがみた大阪の<最先端>ファッション―」
日時:2024/1/13(土) 14:00~15:30(開場13:30)
会場:大阪中之島美術館1階ホール
登壇:中野朋子(大阪歴史博物館主任学芸員)
定員:150名(先着順・申込不要)
※聴講無料。ただし本展の観覧券(半券可)が必要
■講演会「女性が絵を描くということ ―百年前の大阪を追想して」
日時:2024/2/18(日) 14:00~15:30(開場13:30)
会場:大阪中之島美術館1階ホール
登壇:小川知子(大阪中之島美術館研究副主幹)
定員:150名(先着順・申込不要)
※聴講無料。ただし本展の観覧券(半券可)が必要
期間: 2023/12/23(土)~2024/2/25(日)
[展示入替]
前期:2023/12/23(土)~2024/1/21(日)
後期:2024/1/23(火)~2/25(日)
休館:月曜(ただし2024/1/8、2/12は開館)、および年末年始(2023/12/31・2024/1/1)
時間: 10:00~17:00(入場は16:30まで)
※2/10~25の期間は10:00~18:00(入場は17:30まで)
会場: 大阪中之島美術館 4階展示室(大阪市北区中之島4-3-1)
料金: [前売]一般 ¥1600、高大生 ¥800
2枚セット券 ¥3000(一般2枚セット券・前売期間のみ販売)
※前売券は12/22(金)23:59まで販売
[当日]一般 ¥1800、高大生 ¥1000、中学生以下無料
問 : 06-4301-7285(大阪市総合コールセンター 受付時間 8:00~21:00/年中無休)
URL: https://www.ktv.jp/event/wosaka/