伊藤若冲、曽我蕭白とともに「奇想の画家」のひとりとして近年国内外から注目を集める長沢芦雪(ながさわろせつ)の画業を紹介する、大阪で初となる回顧展。
芦雪は、江戸時代中期に京都で活躍し、写生画の祖、丸山応挙の高弟である。卓抜した描写力に加えて、奇抜な着想と大胆な構図、また人を驚かせ楽しませようというサービス精神や面白みで、独自の世界を展開。多くの傑作は200年以上経った今も、観る人を魅了し続けている。
本展では、代表作の《龍・虎 図襖》(重要文化財)から、今回新たに見つかった初公開作品も含め、初期から晩年までの選りすぐりの優品を一堂に展覧し、奇想の天才絵師、長沢芦雪の魅力に迫る。
見どころは、芦雪が得意とした障壁画(襖絵)8作品の展示。西光寺(島根)、無量寺(和歌山)、高山寺(和歌山)、薬師寺(奈良)、大乗寺(兵庫)の襖絵が揃って出品されるのは23年ぶりとなる。
期間: 2023/10/7(土)~12/3(日)
前期:10/7(土)~11/5(日)後期:11/7(火)~12/3(日)
※この日程以外にも展示替えはあります
休館:月曜 [10/9(月祝)を除く]、10/10(火)
時間: 10:00~17:00(入場は16:30まで)
会場: 大阪中之島美術館 4F展示室(大阪市北区中之島4-3-1)
料金: [前売]一般¥1600、高大生¥900、小中生¥300
[当日]一般¥1800、高大生¥1100、小中生500
問 : 06-4301-7285(大阪市総合コールセンター・年中無休 8:00~21:00)
URL: https://nakka-art.jp/exhibition-post/rosetsu-2023/