中世の堺は、有力な商人たちが中心となって運営を担った、経済的に豊かな自治都市として知られている。実際に堺環濠都市遺跡の発掘調査では、当時の生活や文化を知ることができる様々な品物が出土している。なかでも「茶の湯」に関連する出土品の多くは、慶長年間(1596~ 1615)に流行した「桃山茶陶」にあたり、ポルトガル人宣教師により「数寄と呼ばれる新しい茶の湯が始まった」とされる堺の文化を象徴するものとして注目される。
本展では、慶長20年(1615)大坂夏の陣で被災した町家から出土したものを中心に、茶碗や向付、茶釜などを展示し、当時の堺の「茶の湯」がどのように行われたかを紹介する。
【関連行事】
◎展示解説
日時: 9/23(土祝)、10/21(土) 各日14:00~ 20分程度
参加無料(展示観覧券が必要)・申込不要、直接企画展示室前へお集まりください
◎ワークショップ「海から堺の街を眺めよう~学芸員の案内付き!」
日時: 9/24(日)①10:00~②11:00~③12:00~(各回2時間程度)
集合場所:さかい利晶の杜 観光案内展示室
解散場所:クルーズ発着場
行程:さかい利晶の杜(学芸員による企画展展示解説)→ クルーズ発着場へ移動 → クルーズ船上(学芸員解説)→ 下船後解散
定員:各回17名、事前申込制
※小学生以上対象(小学生は保護者同伴必須)
参加費:大人¥1,300、高校生¥1,200、中学生¥1,000、小学生¥500(展示観覧料含む)
申込方法:NPO法人観濠クルーズSakaiへ 電話(072-229-8851)にて
◎学芸講座
テーマ:中世堺の茶道具とは-堺環濠都市遺跡出土品から探る-
講師:田村唯史(堺市文化財課)
日時: 9/30(土)14:00~15:30
定員:50名、事前申込制(先着順)
参加費:無料 ※展示観覧券が必要です
申込先:さかい利晶の杜へ 来館、電話(072-260-4386)または予約サイトにて
期間: 2023/9/16(土)~10/22(日)※9/19、10/17は休館
時間: 9:00~18:00(最終入館17:00)
会場: さかい利晶の杜(堺市堺区宿院町西2-1-1)
料金: 大人 ¥300、高校生 ¥200、中学生以下無料
問 : 072-260-4386
URL: https://www.sakai-rishonomori.com/