本展では、津和野町立安野光雅美術館のコレクションより、1960~70年代の『ふしぎなえ』『さかさま』『ふしぎな さーかす』や、2004年から4年の歳月をかけて中国をスケッチ旅行し完成した大作『繪本 三國志』など、初期から晩年までの代表的な作品を展示し、やさしく、美しく、ユーモアと不思議にあふれた安野ワールドへと誘う。さらに、展覧会の最後の章では、安野が手がけた井上ひさしの本の表紙原画や、劇団「こまつ座」のポスター原画などにより、井上ひさしとコラボした仕事を紹介。
安野光雅(あんのみつまさ/1926~2020)
島根県津和野町に生まれる。1968年、“文字のない絵本”『 ふしぎなえ』で絵本作家としてデビューし絵本の世界に新風をもたらす。代表作には『ふしぎなえ』、『ABCの本』、『天動説の絵本』、『旅の絵本』、『繪本 平家物語』、『繪本 三國志』や司馬遼太郎の紀行『街道をゆく』 の挿画などがある。海外でも評価が高く、様々な国で出版され多くのファンをもつ。1975年、国際版『ABCの本』でケイト・グリナウェイ賞特別賞。1977 年、『かぞえてみよう』 でブラティスラヴァ世界絵本原画展の金のリンゴ賞。1984年、国際アンデルセン賞画家賞。ほか国内外の数々の賞を受賞。
※この展覧会は作家存命中の2020年春に新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止した企画を改めて開催するものです
期間: 2023/9/16(土)~11/12(日)
休館日:10/16(月)
時間: 火~金曜 10:00~20:00、月・土・日曜、祝日 10:00~18:00 (いずれも入館は閉館30分前まで)
会場: あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F)
料金: [前売]一般¥1400、大高生¥1000、中小生¥300
[当日]一般¥1600、大高生¥1200、中小生¥500
問 : 06-4399-9050(あべのハルカス美術館)
URL: https://www.ktv.jp/event/anno/